コンセントの位置はお客様の気持ちになって考える

おはようございます!

今日は『コンセントの位置はお客様の気持ちになって考える』っていうお話です。

電気設備の設計をするときに考えることは様々です。

電気機器に合わせた電線やブレーカーの選定、配線器具や照明器具の配置など。

その中でも毎回考えるのがコンセントやスイッチの高さです。

今回は『コンセントの高さ』について考えます。

目次

お客様の気持ちになって高さを決める

電気工事の教科書に載っているコンセントの高さは「事務所だったら高さ300mm、畳部屋だったら150mm」なんて感じで載っていたりします。

住宅でのコンセントの高さは250mmくらいだと思います。

通常使用するコンセント、例えばリビングや廊下などに設置するコンセントの高さは教科書通りで問題はありません。

ですが、差しっぱなしにするコンセントの位置は少し考える必要があります。

もちろん、お客様に提案するのですがその前に大事なことは「客観的視点からコンセントの位置を考える」事が必要です。

要はお客様の立場になって考えるということ。

「当たり前じゃん!」

って思われるかもしれません。

ですが長年電気工事をしていると「工事優先」に設計してしまうことがあります。

これではお客様を理解することができません。

例えば「エアコン」について考えます。

エアコンのコンセント位置は職人によって考え方は様々です。

エアコンを中心に左右横につけたり、下につけたり、天井につけたりします。

一番気にするところはコンセントをなるべく見ないようにすることです。

部屋の扉を開けて入ったときにコンセントが見えなければスッキリ感じます。

そしてエアコンから出ているコードも同じです。

エアコンから遠い位置にコンセントがあればコードはダラーんとして見た目が悪くなります。

そのことを考えてコンセントの位置をお客様に提案します。

事務所などの事務的用途で使用する空間ではそれほど気にはならないかもしれません。

ですが住宅などお客さまが「一生に一度の買い物」とされる物件ではお客様に納得してもらえる提案をすることも電気屋の仕事だと思います。

僕も位置決めで数々の失敗をしてきました。

しかしその経験があるからこそ、先に予測してお客様に提案できます。

これから家電製品も日々新しいタイプのものが出てきています。

これらを知ることで電気工事に活かしお客様に提案することで、気持ちが「密」になれる関係に近づけるのではないのでしょうか。

それでは今日も一日、ご安全に。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次