接地施工に使われる低減材の失敗例!

おはようございます!

今日は『接地施工に使われる低減材の失敗例!』をお話します。

先日からアースに関連するお話をさせて頂いています。

昨日の記事に出てきた「低減材」にまつわる僕の失敗例を話そうと思います。

アース工事に関するマニアックな話のため、つまらないと思いますが電気工事を生業としてされている方には重要な話なので読んで損はないと思います。

目次

低減材とは?

低減材とは簡単に言うと接地工事で使われる補助的な材料です。

要は接地の数値を今よりも低くするために使われる材料です。

電気工事をされている方であれば経験されている方も多いのではないでしょうか?

場所によっては基準値が出なくて本当に苦労すこともあります。

そんな時に補助的な役割を持つのが「低減材」です。

低減材にもたくさんのメーカーが出していますが、今回は僕がよく使用していた「ホクデン」の低減材を例にして話します。

ちなみにこの低減材を使用すれば必ず基準値に達するというわけではありません。

あくまでも補助的なものと考えるのがいいと思います。

たとえば僕が経験した中でよくあることが、A種(10Ω以下)を出したいとき、20Ωまで下がったけど何をやってもそこから下がらない!ってことが多々あります。

そんな時に低減材を使用するとかなりの確率で10Ω以下に下がります。

低減材の使用はこんな感じで使うと効果が出やすいです。

低減材の使用方法で横着した結果・・・

低減材を使うときは大体予想していません。

なので接地工事の見積もりには入れていないことが多いと思います。

僕も現場を請け負うときは接地工事に関してある程度予測はたてますが、やはり見えないところまではわかりません。

なので低減材を使用するとき少しでも安くしようと思いメーカーの仕様とは少し変えて使ってみたことがあります。

先ほども出てきた「ホクデン」の低減材をよく使用していました。

ホクデンは「パワーメッシュ」という網状の銅メッシュをひいてその上に「肌か銅線」を一本伸ばして縛り付け、最後に低減材(石灰みたいなモノ)をその上にかけていきます。

作業は難しいものではありません。

ですが僕はその時少しでも安くしたいと思い「肌か銅線を抜いて」施工しました。

その結果数値はほとんど変わらず、散々な結果でした。

なのでもう一度同じことを繰り返してメーカーの指示通りに施工したら激変しました。

見事に基準値をクリアして難を逃れました。

この教訓は二度と忘れません。

メーカーが世に出す商品は技術開発されお金もそれだけ掛けています。

やはりメーカーの指示に従わずに横着すると痛い目に合うことがわかりました。

この経験は自分にとって腹落ちし確信となり自信につながりました。

恥ずかしながら、このことは僕のセコイ性格が仇となったお話です。

皆さんは僕とは違うと思いますが一応参考にしてみてください(笑)!

それでは今日も一日、ご安全に!

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