恐怖!感電死傷例

今日は『感電』についての話です。

ストレッチをしながら目についた本を久しぶりに開きました。

電気工事に関する本を何十冊と買って読んできましたが、この本が一番飽きずに読めた本です。

正確には「令和2年度 第一種電気工事士の定期講習」で配布されたテキストです。

大まかに内容を説明すると、第1編〜第3編までの構成になっています。

 

  • 第1編 法令まとめ
  • 第2編 知識まとめ
  • 第3編 事故例まとめ

 

こんな感じです。

目次

感電死傷事故例

この本の内容で一番目に留まった内容が「事故例のまとめ」です。

僕が電気工事の会社員時代に経験した感電と似た事故例が載っていたので、前のめりになって話を聞いた内容です。

事故の内容は「照明器具本体の吊りボルトへの接触による感電死傷事故」です。

結論、事故の原因は端子への接続ミス。

電気工作物は屋内配線100vです。

本来、黒線と白線を「電源側とN(中性)側」に接続しなてはいけません。

ですがこの事故例は黒線を接地端子に接続したタメに起きた事故です。

照明器具を吊っていた吊りボルトが充電部となっていました。

建築物増設のタメ空調作業員が天井内に入って空調ダクトの調査をしていました。

そして作業員が照明器具の吊りボルトと空調ダクトに触れて感電死に至ったそうです。

類似経験

僕も電気工事の会社員のとき似たような経験をしています。

とある食品工場で漏電警報が出ていると連絡がありました。

僕と上司で点検に伺い、原因を探るために天井裏に上りました。

上った瞬間、もの凄い蒸気が天井裏に充満していて天井裏はびしょびしょ。

原因は蒸気配管が破損してそこから蒸気が漏れていました。

その蒸気で手袋が濡れ吊りボルトを握った瞬間、感電しました。

感電すると手が磁石みたいに張り付き、吊りボルトから離れなくなります。

幸いにも漏れ電流が小さく、電気の通りが良かったおかげか大事故にはなりませんでした。

そのあと具合が悪くなり作業は出来ませんでしたが怖い経験をしました。

電気は目に見えないものなので本当に怖いものです。

僕が電気工事をやり始めたころは、かなり危険なこともしてきました。

そのころは電気を知らなかったから出来た行動です。

今では電気を知れば知るほど電気に近づくことが怖いです。

一番重要なことは「そこに電気は来ているの?」ってことを確認できる方法を知ることだと思います。

電気工事をやるときは人を信じてはいけません。

「電気を切ったよ」と言って実際は「隣のブレーカーを遮断していた」なんて事はよくあります。

自分で確認できて初めて電気工事ができます。

電気は見えない、でも確認するための努力は必要です。

それでは今日も一日、ご安全に!

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