おはようございます!ヤザキ電気です。
今回のテーマは、「現場の高齢化に伴う材料や工具の見直しが必要」です。
充電工具10.8V
昨日、住宅の配線をやっていたのですが、隣の新築に、おそらく60歳は過ぎているだろうという感じの電気屋さんがいらっしゃいました。
その方が使っていたのがマキタのスライド式の10.8Vの充電工具です。
その現場の後、ホームセンターに行って、10.8Vを手に取ってみたのですが、小さくて、軽くて、使いやすかったです。
トルクやパワーに関しては、18V、14.4Vの方が全然上だとは思うんですが、年齢を重ねて筋力が落ちてきたときに、この10.8Vに移行していくということも頭に入れておくべきかなと感じました。
僕の後輩に、親子で電気工事士の方がいるんですが、その親父さんも、このスライド式の10.8Vを使っています。
その方は手術をしていて、筋力も落ちているので、荒々しい工事はできませんが、今も現役でやっています。
数年前に、僕が親父さんから幹線工事の仕事を請け負ったときに、親父さんは10.8Vを使っていて、調子が良いと言っていました。
だから、そういう先輩方を見ていると、自分の筋力や仕事の内容に合わせて工具の転換時期を見つけて、10.8Vに変えていったほうがいいんじゃないかなと思いました。
でも、10.8Vに変えるとなると、電池から10.8Vシリーズに変えていかなきゃならないので、その分、お金がかかります。
電気工事をしていると、色んな充電工具を使うので、計画的に揃えていこうと思いました。
僕が電気工事をやり始めた頃は、ニカド電池という12Vの電池が主流でした。
最初はパナソニック、その次にボッシュにしたんですが、マキタの14.4Vの充電のバンドソーを使った時にすごく便利だったことから、マキタに統一しました。
その時は、種類があまりなかったんですが、後から、マキタが14.4Vシリーズをたくさん出してきたので、マキタに統一して正解だったなと思いました。
その後に、今度は、18Vが出たので、18Vに統一していくというような経緯をたどっています。
その時はがっつり現場をやっていたので、こんな風に一気に買い換えました。
この様な経験を持っているので、やはり10.8Vに移り変わる時期が来るんじゃないかなと考えています。
今後、僕は管理の方でやるので、メインで充電工具を使ってがっつりやるというのは、あまり考えられないと思います。
なので、10.8Vは魅力的に感じています。
アルミの電線
もう1つが電線です。
今、電気工事に使うケーブルにも銅が使われていますが、今注目されているのがアルミなんです。
アルミのメリットは、軽い・簡単・柔らかい・クセが付きづらいです。
軽いというのは、アルミ製なので、銅の30%から50%まで軽くなるらしいです。
銅は重いので、これが半減するとなると、施工に良いと思いました。
簡単というのは、剥ぎ取りの際ですね。
CVTとかで、シースの中のポリの絶縁体を剥くときは少し硬いじゃないですか。
その部分が2分の1の力で剥ぎ取れるらしいです。
柔らかいというのは、3分の1の柔らかさで曲げることができるらしいです。
また、ケーブルラックのときもそうなんですが、特に延線する時にクセ付くのが、一番大変で、そのクセを直さないと見た目も悪いですし、あまり良くないんですよね。
だから、クセが付きづらいというのはメリットだと思います。
これらのことを考えると、アルミにはメリットがあって良いんじゃないかなと思うんですが、ここで、僕が感じるデメリットを2つ挙げます。
1つ目は、専用の工具を買わないとダメなことです。
圧縮工具や端子、剥ぎ取りの機械、銅でいうムキソケというタジマで出している楽に剥くことができるソケットもアルミ専用のものが出ています。
2つ目は、金額です。
今のところ、アルミはそれほど需要がないので、金額的にも高いと思います。
ということで、メリットとデメリットがそれぞれあるんですが、一度は僕も何かの機会に使ってみたいと思います。
また、許容電流は、各種10Aくらいまだ余裕が持てるというか同じスケア線でも少し容量の範囲が広がっていったなという感じがありました。
なので、そういうところを見て、もう少し、開発が進んで上手く使われれば良いかなと思います。
住宅でよく使われるのはIHですよね。
IHは30Aの容量になってきているので、その辺はアルミの電線で良いものが出てくれば、2.6ミリのような太いものではなく、2ミリ程度に抑えて、そういうものもまた作られれば、面白いんじゃないかなと個人的には思いました。
ということで、今回は、「現場の高齢化に伴う材料や工具の見直しが必要」というお話をさせていただきました。
それでは、今日も一日ご安全に!
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