おはようございます!ヤザキ電気です!
今日は『初めて見た!実際使われているS型スリーブ!』についてお話します。
後輩の現場応援ですが、昨日の作業内容は久しぶりに濃い内容でした。
3DV3.2mmの張り替え、停電工事における分電盤の取り換え、サービスブレーカーやスマートメーターの撤去、専用回路の配線、その他いろいろ。
正直、本日は筋肉痛です(笑)!
そんな中、DVの張り替え工事をしていると既に既存のDV2mmが目に留まります。
ナゼ、気になったかというと接続してあるスリーブが「S型スリーブ」だったからです。
第二種電気工事士でも少し出てきたかもしれませんが、実践で使用されているところを初めて見ました。
僕自身も試験の練習で使用した以外は使ったことがありません。
ちなみに似た施工方法で使用するのは「硬銅単線用のB型スリーブ」です。
何よりビックリしたのが「絶縁処理のテープ巻き」がされていませんでした。
「かなり昔の設備だからテープが取れてしまったのかな?」って思いましたが、それでも跡は残ると思います。
分電盤を交換するときに一か所だけブレーカーが落ちていたので、おそらく強風で接触した時に落ちたのだと思います。
写真を添付しておきますが、この状態で活線です。
試験では教えてもらえない架空配線
電気工事には第二種電気工事士の試験では教えてもらえない工事がたくさんあります。
その中でも今回工事した「架空配線」の工事方法と使用材料です。
屋内の工事とは全く違う材料を使用して施工していきます。
今回新たに3DVに張り替えましたが、その時使用したスリーブは低圧引込スリーブを使っています。
- 現場経験者の指導は必要
先日「エアコンの設置」の記事で「登録電気工事業者」の話をしました。
「3年以上の電気工事経験者が必要ですね」ってお話です。
今回の工事は住宅の敷地内の工事です。
住宅の敷地内でもDVを使用した工事もこんな感じで出てくることもあります。
架空配線の接続に必要な材料で低圧引込スリーブを使い、専用のスリーブカバーを使用して自己融着テープで巻き付ける。
そんな施工方法は試験では教えてくれません。
やはり電気工事経験者の指導は必要になります。
その経験がない結果が「DV引込でのS型スリーブ」の使用です。
しかも絶縁処理がされていません。
スリーブの適正使用を理解していないとこのような施工方法をおこなってしまいます。
電線の接続方法一つとっても、適正な材料の判断が必要になります。
4月から新しい電気工事士の方も初めて現場に出る人も少なくはありません。
現場では人間関係を始め、大変なことも多いかとも思います。
まずは先輩や親方の意見や施工をよく見て学び、僕がおススメするYouTubeでの学習方法を取り入れて、手っ取り早く電気工事士のプロになっていただきたいと願います。
それでは今日も一日、ご安全に!
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