レンジフードを触るとしびれる?!

おはようございます!

今日は『レンジフードを触るとしびれる?!」って言うお話です。

先日、住宅の配線をしているとき後輩に「レンジフードにアースの配線をする?」か聞かれました。

僕は基本的にレンジフードにアースを配線します。

電気屋さんあるあるでレンジフードには配線をしない方も多く見られます。

僕の後輩もレンジフードには配線していませんでした。

ナゼこのような話になったのかと言うと、後輩の竣工した現場でお客様が

「IHに手を置きながらレンジフードを触るとしびれる!」ってクレームが入ったそうです。

みんな、「漏電?」って思いますよね。

後輩もレンジフードにアースがなかったからIHがアースとなり漏電したと思ったようです。

僕もその話を聞いてそう思いました。

ですが新品で漏電?って聞いたことがありません。

実際に「漏電しているのなら交換が必要なんじゃないの?」って思います。

後日、後輩は点検と同時にアースの施工をしてきました。

結果どうだったのかというと、再現できなかったようです。

実際に後輩やメーカーの方も点検に伺った時にはしびれは感じなかったようです。

ですが念のためアース工事をして無事終了となったようです。

目次

原因は静電気?

では原因は何だったのか?

実際にお客様が「しびれ」を感じたのは事実だと思います。

僕はもう一つ原因として「静電気が原因なのでは?」と思います。

この時期乾燥が激しいのでちょっとしたことで服などに静電気が帯電します。

個人の体質などにもよりますが静電気が流れやすい物質に触るとすぐにしびれます。

そのタイミングが今回出たのではないかと思います。

まぁ、どちらにせよレンジフードにはアース工事をしておいたほうがいいと思います。

やはりモーターを囲う鉄箱などはアースが必要です。

これが絶縁物で囲まれているものだったら話は別です。

電動工具などもそうですね。

最近の100v仕様のモノは2重絶縁が施されています。

昔の工具には2重絶縁が施されていませんでした。

なのでコードの差し込み口からアース線が一緒に出ていましたね。

お玉で漏電!

僕は過去何度か漏電の修繕工事にいっています。

その中で印象的だった現場が、ラーメン屋さんでの漏電です。

実際に漏電する瞬間をこの目でみてきました。

依頼内容はラーメン屋さんがよく使用するコールドテーブルに触れるとしびれるとのことでした。

コールドテーブルとはテーブルが冷蔵庫になっていて、そのうえで調理など出来るテーブルです。

お客さんが僕の目の前でお玉を持ってコールドテーブルに触れると「バチッ!」っと火花が散ります。

これはまずいと思い、すぐにこの電気回路を調べてブレーカーを落とします。

とりあえず見た目のアース施工はされています。

そしてメガーで調べていくと、たどり着いた先はなんと「小型のラードヒーター」です。ラードヒーターがコールドテーブルの上に置かれ、そのラードヒーターから漏電していました。

ラードヒーターコンセントを抜くとピタッとおさまります。

お客様に状況説明してラードヒーターの交換をお願いしました。

点検は5分ほどで終わったのでお店の営業には影響ありませんでしたが、漏電先が見つからない場合はお店にも迷惑が掛かってきます。

運が良かったと言えるでしょう。

電気屋が一番嫌がる点検は漏電を探すことです。

目に見えない分、難航します。

漏電探しは知識と経験、それと計測器が必要になります。

前にも話しましたが、電気工事で食べていく方あれば「施工だけ」でなく絶縁抵抗測定も押さえておきたいですね。

それでは今日も一日、ご安全に!

リアルな電気工事をオンラインでのぞくだけ!

たったそれだけであなたが思い描いた電気工事が出来るようになります。

電気工事が出来るようになりたい方、さらに一つ上の電気工事を知りたい方はこちらです。

↓ ↓ ↓

無料プレゼント動画はこちら!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次