EV普及に伴う懸念

今回は『EV普及に伴う懸念』について考えます。

先日メンバーさんの質問で「EVコンセント」についてコメントが上がりました。

そこでメンバーさんが有益な情報を出し合っていて、僕自身も勉強させていただきました。

とても面白かったです!

https://salon.dmm.com/1669/comments/5812129

EVは世界でも注目されていて特に欧州では普及速度が加速しています。

欧州のEV台数は2030年までに6500万台、2035年までに1億3000万台に達する見通しだそうです。

目次

考えるべき電力網のパンク

日本でも世界に遅れを取りながらもEVの普及は進むと思います。

ですがエンジン技術の最高峰である日本が大きく舵取りの変更をすることは難しいことです。

水素エンジンの話もまだ出ているくらいなので。

僕個人としては課題は山積みかもしれませんが、電気工事店が使用できるくらいのEV作業車が出てくることを期待しています。(笑)

ですが、EVが普及すればするほど問題も出てきます。

大きな問題の一つが『電力網のパンク』です。

欧州ではどうすれば数多くのEVが走っても電力網がパンクしないでいられるか、どうすれば電力網に巨額の資金を投資せずにいられるかを考えているようです。

スマート充電システム

電力網のパンクを防ぐ対策として充電時間の管理です。

欧州では電力料金の高いピーク時にEVのコンセントをつないでも、実際には料金の安いオフピーク時まで充電しないようにできるソフトウエアを使用しています。

これにより電力網への負荷は軽減され、再生可能エネルギーの利用は効率化し、EVの所有者は出費を節約できるようになります。

このようなシステムがない状態で全世帯で仕事が終わり、家に帰ってEVコンセントを一斉に使えば、送電網は過負荷になり停電を起こしかねませんね。

双方向充電

近い将来「車から電力網への逆充電」も重要になるといいます。

電力使用量がピークを迎える時間帯になると、EVの所有者がEV電池に蓄えられた電力を売って電力網に送り返します。

日本では車に対してこのシステムはありませんが、EVが災害時の停電対策で使用できるようになっています。

車自体が蓄電池として使えますね。

これからEVの普及に伴い「EVコンセント」の電気工事も加速していくかもしれません。

正直、自宅にEV用のコンセントをつけるくらいならDIYで十分できます。

その時が来たら挑戦してみるのも面白いかもしれません。

それでは今日も一日、ご安全に!

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